闇金融の利率と延滞金と手数料


闇金融の利息の呼ばれ方には「トイチ(10日間で1割)」「トサン(10日間で3割)」「トゴ(10日間で5割)」などさまざまあるが、これらは、あくまでも呼び方でしかなく、闇金業者の利息がそのように決まっているわけではない。

業者の利息設定は、利用者の「利用回数」「支払い実績」などの信用によってバラつきがあり、また、返済期間も変動があるものなので、闇金ウシジマくんのように誰だろうが「10日で5割」のようにはなっていないものである。

どのような設定なのか?

決まっていないとは言え、初回で借りられる限度、金利の程度は、だいたい決まっているもので、そのほとんどは小口(5万円以下)の5割以上(60%~100%)が多いく、返済期間は8~10日の設定で貸し付けを行う。

これは、特に無店舗型(転送・逆転送、090などの端末操作で主に振り込みで融資、返済がなされる業者など)に多く、来店型の業者では、10日で3割~4割程度で貸し付けされることが多い。

また、無店舗型の闇金業者の利息設定は超高利であるが、業者間の中でも「高い」「安い」など判断する目安となる利息設定が存在し、それを基に決定される。

【元金に対する利息の目安】

貸付金(元金)利息
1万円1万円100%
2万円1万5千円75%
3万円2万円66,66・・・%
4万円2万5千円62,5%
5万円3万円60%
6万円3万円50%
7万円3万5千円50%
8万円4万円50%
9万円4万5千円50%
10万円5万円50%

初回で5万円以上の融資は稀であるが、これらの利息が目安となって、基本的に返済期間は10日間ではなく8日間で設定されることが多く、返済期間の日数のことを「サイクル」と呼ばれている。

また、闇金業者はこれらを「1の2(いちのに)の八日サイクル」や「2の3.5(にのさんてんご)の八日サイクル」と言った呼び方で表し、

「2の4(にのよん)」や「2の3.2(にのさんてんに)」のように基本目安の利息よりも高く設定するか、安く設定するかが闇金業者にとっての「高め」か「安め」かの判断になるのだ。

もし、「2の4(にのよん)の八日サイクル」であった場合、当日込の八日数えなので一週間後になり、利率は100%なので一ヶ月後には400%になり、一年後には400×12で4800%になってしまう。

金額で言うと、2万が一年後には98万円になってしまう計算になる。えげつないものである・・・

手数料の罠

闇金業者から借り入れした場合、融資額を全額受け取れることが少なくいくらか差し引かれることが非常に多い。

この金額も、業者によって異なるが、その多くは「5千円+振り込み手数料」が引かれ、差し引くための名目は「書代(しょだい)」と呼ばれる書類費、管理費など手数料全般である。差し引く目的は「少しでも小さい額で、多く利息を取る」ことにあり、実際はそれらにかかる手数料はほとんどないに等しのである。

もし、「2の3.5(にのさんてんご)の八日サイクル」で融資した場合、手元には1万5千円で3万5千円の完済金になるのだ。

また、返済日に利息入金だけをし次回にくり越す、通称「ジャンプ」をした場合、「更新(ジャンプ)手数料」として、2千円多くつけられ支払わされることが多くある。つまり、ジャンプの場合1万7千円の支払いをしいられることになる。

闇金業者の根本には「取れるだけ取る」があるので、このように、何かにつけて「手数料」が発生してしまう。

地獄の延滞金

先述したように、「取れるだけ取る」の原則があるので、延滞してしまえばかなりの金額が発生してしまう。

この延滞金も業者によって異なりがあるが、その設定の最低ラインは「利息を日割りした金額以上」である。

例えば、「2の3.5(にのさんてんご)の八日サイクル」だった場合、8日間で1万5千円なので、1万5千円÷8日=1875円が一日で発生する利息になる。つまり、日割り計算した1875円以上が延滞金の最低ラインになる。

しかし、ほとんどの場合、延滞金は5千円以上取られてしまうことが多い。


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