闇金から詐欺をする


闇金の規制も厳しくなり2008年には「闇金のはそもそも違法であるがゆえに、契約は無効、そして、借りても返さなくてよい」となった。

そして、その判例に便乗して増えた・・・と言うよりも巷で囁かれている「闇金から借りるだけ借りて踏み倒す」闇金詐欺の手法、方法あるいは「闇金詐欺で稼ぐ」などのたぐいのものだ。

中には「何件何十件の闇金から借りて何十万もつくったと言うストーリーを書き、その方法で稼がせます」のような闇金詐欺稼業のような媒体まで存在する。

その媒体のリンクを直接張ってもよかったのだが、その媒体に描かれていたストーリーを鵜呑みにしてしまう者もいるかもしれないと考えた上であえて「そのような媒体」と記述しておいた。

では、これらの「闇金から詐欺」に対し少し突っ込んで説明していきたい。まずは闇金から金を借りる方法から説明する。

闇金から金を借りるには融資を受けるには

闇金から金を引っ張る(借りる、融資を受ける)には闇金融業者の融資までの主な流れでも説明したように「申し込み」が必要になる。

そして、業者がその申込に記載した連絡先に在籍確認を行い、それで怪しい点がなければ融資がされる。非常に単純で簡単であるが、つまりはそれさえクリアすればよいと言うわけだ。

最低限「勤め先」「身内」「緊急連絡先」が確保されていれば大方審査は通るので、それらを用意し借りて踏み倒すと言う手口になる。

それらを確保するには

最も確実な方法は実際の自身の勤め先、身内の連絡先、緊急連絡先を伝えることである。申し込みに嘘や偽りがなければ「よほどのブラック」でない限りは借りることは出来る。

借りられる確率は下がるがその他の方法は、勤め先用の在籍屋(アリバイ会社)、身内など用に電話代行サービスの転送電話・逆転送電話、緊急連絡先用の転送・逆転送あるいは携帯電話など。

さらに他の方法は苗字が同じで104登録のある関係のない人間の連絡先を身内の緊急連絡先として申告するなどである。

他人名義の口座でその人物になりきり、①②③のいずれかを用意する。または口座名義人の情報があるのであればそれを利用する。

おそらくはこれらの方法以外で準備することは難しい。

①の場合は嘘、偽りがないので一人の力で借りられる。

②は転送で身内や緊急連絡先を演じる必要があるので声色を変え自在にでき自信があるのであれば一人でも行えるが、そうでなければ協力者が必要になる。また、それらのサービスを利用するための準備金も必要。

③は全く関係のない連絡先を電話帳等から調べ申告するわけなので、一人でも可能である。

④は口座と口座名義人のそれぞれの情報が必要になる。もし情報がないのであれば①②③のいずれかが必要になる。

借り入れした後の対処

まずは①②③④の共通する途中経過であるが、一件借りられたのであれば他の業者からその後勧誘の電話が来ることが多い。後は片っ端から借りれるだけ借りてしまうわけである。

つまり「返済日に他社から借り充てる」を繰り返していき信用と実績を積みどんどん借り入れと借入枠を増やしていく。

当然一度も支払わず最初の返済日から踏み倒していくこともできるが情報がすぐ回るので融資の勧誘をかけてくる業者はいなくなるのが非常に速く、仮に勧誘が来ても融資に至らないケースの方が多くなる。

逆に支払い実績があれば融資まで至るケースが多く再融資において増額してもらえる可能性もある。ただし、新規融資の場合金額が小さくなっていくことが多い。

また、借り入れ件数が多くなり融資金が小さくなってきたら、

「実は件数が増えてしまい・・それでも何とか自力で終わらせたいので会社を退職し退職金で全部の業者を清算しようと思う。ただそれまでに遅れたりし会社に連絡されるとクビになり退職金がなくなってしまうかもしれないのでそれまで何とか繋ぎたい。何とかそちらでまとめることは出来ないでしょうか?」

など嘘や作り話をし各業者に相談を持ちかける。中には一発大きく当てようと乗ってくる業者もいるので最後に引っ張るだけ引っ張る。

ここまでは共通する過程であるが最終的な対処はそれぞれ異なる。

①は実際の情報を捕まれているので、追い込みが酷くなる前に警察、弁護士に行き極力連絡が来ないように食い止める。(絶対電話が来ない保証はないが)

②③④は最終的に無視していても実際の勤め先などではないので痛くはないが、色々ややこしくなる前に在籍屋や電話代行サービスの契約を切ることの方がいいだろう。

これらが闇金から詐欺をする常套手段になるのだが、注意事項や前提条件がいくつかある。

注意・前提条件

「闇金から借りた金は返済義務がないと言うことを知りつつ端から返す気なく、返すかのように装い借りた」場合詐欺罪が適用される可能性がある。

これは、自身の行方にも関わるかもしれないので肝に免じておく必要がある。

また、これらや最初の方で書いた某ウェブサイトの内容についても加味した上でまずは闇金詐欺を行う上での前提条件から説明する。

【前提条件・注意事項】

そもそも借り入れが出来る事

闇金業者同士に横の繋がりがあり電話勧誘が掛かってくること

闇金業者が絶対に訴えない事

まず、①②は絶対条件でないと借りた金額よりも弁護士、その他のサービスにかかる金の方が大きくなる。また③はもし詐欺罪に当たるとなった時闇金側が訴えないと前提しなければならない。

「闇金業者が自身がパクられるかもしれないのに」と思うだろうが、多くは個人名で振り込みを行う。そして、その振込みをネットバンキングなどを利用し振り込んだとしたらその口座名義人が振り込んだとすることが出来る。

勘が鋭い人はもう分かるだろうが、その名義人本人に「騙された」と訴えさせるかもしれない。

そしてその際「ここにお金を振り込んだら50%の利息を付けて返すから振り込んでくれ」と言われた」などと訴えられたら、騙し取った側が「出資法違反」「詐欺罪」の容疑が掛かってしまう。

その訴えを立証させることは難しいかもしれないが闇金と関係がない「騙され振り込んだ個人」としてだった場合、振り込み名義人が闇金業者であることも立証しなくてはいけない。

もしも、闇金詐欺で偽造工作をしていたのなら、当然そこも探られてしまい「詐欺罪」を立証させる証拠にもなり得てしまう。

振り込んが名義人あるいは口座名義人がそこまでするかはわからないが、

もし業者に「闇金業者として疑われているよ、このままだと口座名義人のあなたも捕まってしまう。だから・・・」のように言いくるめられてしまう可能性も少なからずあるわけだ。

在籍屋、電話代行業者、無関係で在籍確認をとられた人が訴えない事

これも、前述と同様であるが「闇金融の詐欺に利用された」と訴えられれば「詐欺をするつもりはなかった」とは言い逃れが難しくなる。そこまで用意周到にしているにもかかわらずその意見を簡単に誰が信用するのかと言うことである。

闇金業者による執拗な追い込みでそのような関係ない者へ理不尽に請求することも多いので、それに耐えかねて訴える可能性は十分に考えられる。

そして、もう一つの前提条件は某サイトに言えることだが、

闇金業者が短期的に捕まる事

借りまくった後闇金業者が逮捕されてしまえば金もかからず完璧だろうが、よほど簡単に捕まってしまうような闇金ばかりだと運が良かった思うしかない。

もしそうであれば「闇金業者の検挙率」は凄まじい数字になるはずで、連日連夜闇金業者の逮捕報道が流れるであろう。

これについてはこれ以上掘り下げてもあまり意味がないのでここまでにする。

弁護士・警察が必ず迅速に介入してくれる事

闇金で一度も払わず弁護士や警察に行くと言ったことは少なくはない。一度も払わず弁護士に行ったとしても最初は依頼を受けてくれるものだが何度も同じことをすると依頼を断ることも多い。

闇金業者はそういう利用者を熟知しているものであり、まったく未払いで弁護士が介入した場合、あるいは通常に介入したときでもだが、

「また、すぐに使って依頼に来たらそちらではどう対応します?」「当然、二度と借りないように指導はされるんですよね?」など聞くことが多く、

また「本当に多いんですよすぐ使う人、何度も借りて弁護士さんに行く人が、なのでそちらではどう対応してるんですか?また闇金で借り困ったらいつでも来て下さいとかいってますか?」

これらはよくなされる会話ではないだろうか。さすがに弁護士の方が「うちの闇金対応はビジネスでおいしい仕事なんです。何度でも受任しますよ」とは言わないものである。

多くは「そのように指導はしてない、もう二度と借りないように指導しいる。何度も繰り返し依頼は断っている」と回答されることがほとんどである。

中にはまた同じような借り入れが発覚した場合「前回の依頼を辞任します」と公言する弁護士もいるものである。

警察は断ると言ったことはないだろうが、さすがに一円も支払っていない人間が何度も「助けてください」と駆け込めば強く注意するであろう。

それを繰り返せばあらゆる方面の人から「信用」を失い「またかよ」となってしまい、「闇金詐欺」をやってるのでは?と疑われてしまう。

また、先述での弁護士との会話を説明すると、これは闇金業者は「また同じように借りるだろう」と踏んでいる。

その上で本人を追い詰めていくために弁護士に「同じ人間を何度も受任しない」と言うことを口頭で担保させているわけである。

つまり、同じ手を何度も使えないように徐々に追い詰めていく考えである。そうなれば二度同じ弁護士に頼れない。

仮に他の弁護士に行ったとしても過去の履歴は調べられ、その弁護士に問い合わせどういう状況だったかなどを聞くことも多い。

弁護士もビジネスなので危なそうな依頼者は極力避けたいわけである。

ただ、中には何度でも同じ依頼者の依頼を受け何度も債務整理などを行う弁護士もいるが、おそらくはよほど他に食い扶持がない暇な弁護士なのであろう。

⑦他人名義の口座を持つことのリスク

説明するまでもないだろうがそれら持っているだけでも罰則があり悪用すれば罰せられる。

最低限これらのことは念頭に入れておかなければ「後からこんなはずじゃ」では話にならない。

少し長くなったが最後に最も言いたいことは何かと言うと、

「闇金詐欺は安易に考えない方が身のためで、ネットの中の極少数派の成功事例を鵜呑みにし、そのようなことはしない方が安全である。方法は上記に記載した方法以外では上手くいかない。つまりそれらの方法には必ず大きなリスクも伴う。それでも闇金に対する「無駄な復讐心」あるいは「歪んだ正義感」、某サイト、某掲示板などの傍観者がひたすら不満や自慢、妬み嫉みを落書きしているだけのものに触発され「やりたい!」と思うのであれば「徹底的な自己責任」の元、行うことである」

当サイト管理人としては闇金詐欺をしたいと思うのであれば止めもしないが、安易な覚悟でやろうとするのはお勧めはしない。

実際そのような稼ぎ方はビジネスではなく「しのぎ」でしかなく、読んで字の如く「その場しのぎ」にしかならない。必ず自分の首を絞めていくことになってしまう。

PS、

その某サイトのリンクを張らない理由を先述でも触れたが、もう少し言うならそこには「闇金に困っている人」などを「出会い系のアフィリエイト」などに誘導し「○○円稼げます」みたいなサイトなので、そこで「騙されてしまう者」が少なからずいるだろうと考えたからである。

*「ヤミ金を潰す方法」などで検索すればきっと見つかるかも。


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