闇金との交渉方法


闇金融と和解交渉をするに当たり、「どのように言った方がより効果的か」を話していきたい。

*ただし、「必ず、絶対」のようなことはまずないと言うことは理解していただきたい。

手順と流れ

まず、業者に電話をかけ、「実は・・・・」と事情を説明する。

このとき担当者、あるいはもっと上の者が望ましく、また、いきなり「和解してほしい」とは切り出さない方が良い。

理由は、相手も人間で業者は「返して当たり前」という感覚が強いので、いきなり「和解してほしい」と言うのは、いきなり「返せません、返しません」と言うのと同じようなものであるからである。

そして事情を説明していく上で、「借り入れ件数」「遅延状況」「追い込み状況」「責任感のアピール」「他社の和解状況」「結果どうなってしまうか」などを話していく。

【①借り入れ状況】

「実は借り入れ件数がとても増えてしまっている」のように話しする。

このとき業者が聞いてくるであろうことを想定しながら話しする。

業者は、当然「何件あるの?」など聞き返してくるであろうが、このとき、例え数件しかなかったとしても「10件以上」と答えた方が良い。

業者がまず考えることは「取れるか、取れないか」であるので、ここで「3件です」では、業者からすれば何とか返済できるであろうと考える。

【②遅延状況と追い込み状況】

次に、遅延状況であるが、遅れがなかったとしても「遅れている業者が半分位はある」と答えた方が良いだろう。

理由は、先述と同じで、より返済が困難である状況を印象付けるためである。

また、

「会社などにも何件かから電話が入り、会社からはこれ以上迷惑かけるならクビと言われている」

「中には、会社などにも延滞金で数十万の請求してくる業者もいる」など追い込まれひどい状況であることを印象付けておく。

そして、そのような業者のせいで、自分の手に負えなくなっていることを説明し、会社側が被害届を出すと言っているなどと言っておく。

また、

「もう、支払いしていく能力もなく、弁護士と警察に被害届を出す方向で話が進んでいる」と支払いが不可能であることを伝える。

【③責任感のアピール】

「しかし、自分で納得して借りたのは事実で、融資によって助かったこともあるので、できる限り自分自身で何とかしたいと考えている」と言っておく。

多くの闇金業者は「自己責任だろ」と言う考えがあるので、自分自身の責任にも触れておくことで、責任感があることを印象付けておく。

「なので、警察や弁護士の介入によって、そちらにも迷惑をかけたくないで、これで終わりにしてほしい」と和解をもちかける。

【④他社の和解状況】

「いま、順番に他の業者にも説明している」と言う、業者は他の業者の動向を当然気にするので状況を聞いてくることが多い。

「なんとか、ほとんどが和解できた」ことを説明し、周りの多くの業者が了承したことをアピールする。これは、社会心理学でいうところの「同調現象」を狙ったものである。

【⑤結果どうなってしまうか】

「和解できるところに関しては、自分の責任もあり、迷惑も極力かけたくないので、弁護士、警察には提出しないと考えている」のように、闇金業者にとっての「リスク」回避の選択をせまり、

「しかし、和解が難しいところは、もう自力では何ともできなくなってしまったので、委任する方向でしかない」と決断を迫らせる。

 

 

これは、一例で大筋でしかないが、つまり、これらは「お願い、頼みごと」ではなく「交渉」なのである。

そして、言いなりになるのでも、一方的に言うのでもなく「妥協点」を見出すために話を持っていくことである。そのためには

借り入れ件数が増えてしまい、遅れがある。自分で借りたのだから何とかしようと考えていたが、会社などにも凄まじく電話が入り、なおかつ、請求してくる金額もひどい。その中で、状況が悪化していき手におえない状況になり、第三者(弁護士、警察)に行きざるを得ない状況になってしまった。

しかし、借りたのも自分自身で、それによって助かったことがあるのも事実、なので、自分自身としてはどうしようも出来ない業者以外には弁護士、警察が介入して迷惑もあまりかけたくない。

なので、今、順番に自分で電話をかけ「和解」してもらっているところである。何とか他の業者の多くは「和解」に至り、話がついてきている。そちらにも迷惑かけたくないので「和解」できないか。

のような流れが業者を逆上させず、話を進めることが出来ると思う。

ただし、最初にも触れたように「絶体、必ず」と言うことは無い。中には、関係ないとキレてくる業者もいるだろうが「自分で交渉する」方法としては一番無難であると思う。

また、おそらく業者は「何とか完済金を入金できないか、元金だけでも入金できないか」と言ってくるであろうが、もしも、払う余力も意思もないのであれば、「本当に支払いができない」ことを分かってもらうしかない。

または、「会社、身内」などにどうしても連絡されたくない場合、何もかも極力穏便に終わらせたいと思うなら、元金の分割などの選択も考えられる。

本来は、一円たりとも払う必要がないが、実際に利用している者にとっては「そんなことで簡単に解決できない事情(追い込みなど)」と考えている者の方が圧倒的に多いのが事実である。

私が考えている方法は「単純に法律に当てはめる」と言うよりは、利用者の「真意」の部分である。

また、会社、身内などに電話がかかってくることを、ある程度覚悟しているのであれば、弁護士、司法書士、警察に行くことを進めるが、

「もしも闇金を使ってしまったら」でもあるよう和解の交渉で件数を減らせることが出来ればその分費用も少なくて済む。

そして、できることであれば「電話がかかってくること」を会社身内に先に話しておいて、根回ししておくことである。

業者によっては会社に電話をし「○○さん宛ての電話が多いか」など本人の言っていることが本当かどうかを確認することもあるからだ。

「また、会社、身内などに電話がかかってくることを、ある程度覚悟」と書いたが、むしろ、それらはある程度「前提」として考えておくべきである。

何もかもを自分の望んだとおりに解決することは難しく、解決には「覚悟」「勇気」「犠牲」は考えておく必要がある。

私が「闇金と和解交渉でのNG~その1~」でも話したように、「法律事務所のアフィリエイト」広告を張らない理由の一つに、依頼者が背負う「リスク」の面について何一つ触れられていないからである。

なので、最後にもう一度念を押しておきたいが、

「覚悟」「勇気」「犠牲」は必ず前提条件として考えなくてはいけないと言うことなのだ。

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