闇金融で重宝される人材とは


闇金ウシジマくんでは「貸すのは誰でもできるが、回収は難しい」的な話が出てきたが、もっと厳密に言えば闇金と知ってて、かつその利息を承知で借りに来る者へは、ある程度誰にでもできる。

しかし、何も知らない者への貸し付けは、その利息の高さから断られることも多い。

実際、闇金業者は一人当たり一日に100件以上の電話勧誘、それにふまえてDMでの申込者の対応を行うが、一人が一日に5~10件の新規客を獲得できればいい方である。

そして、簡単に持っていく(借りていく)客は、他の業者からでも簡単に使ってしまう。言ってしまえば、そういった客は「しょっぱい客」になるので、その顧客情報を他店へ流し勧誘させたりもする。よく言われるシステム金融などはよくあるやり方である。

なぜ、せっかく獲得した客を他店に流すのかだが、それは、その客は他の業者から借りないと支払いができないからである。なので、必然的にコゲる(焦げ付く意味で不良債権など回収ができなくなってしまうこと)可能性が非常に高い。

逆に、堅い客、鉄板客、サラな客(真っ新:まっさらでまったく知らない、使ったことのない客)と呼ばれる「良質な客」は、むやみに借り入れを増やしたり、他店から借りたりなどしないものである。

また、借金で自分が潰れてしまい業者から取り立てに会うことを強く避ける傾向があり、また、「自分が納得して借りた」という思いも強いので、返済が遅れてしまうことも基本的に少ない。

なので、業者側からすれば厳しくしなくてもしっかり返済してくれるので、回収が難しいということはあまりなく、顧客情報も他店に簡単に流したりもしないものであり、闇金業者はそのような「堅い客」「鉄板客」が多く欲しいと思っている。

しかし、そのような客は「警戒心」もあり、不安に思うようなところからは借りないので、まずは「安心させ、信用させる」必要があり、そのためには何度も話し、何日もかけて「落す」ことになるので、簡単ではないことが多い。

つまり、闇金業者にとってそのような新規客を「ちゃんと、多く出せる奴」は、とても重要な人材になり、それができなければ「使えない奴」なのである。

「ちゃんと」新規客を出せない業者

ここで言う「ちゃんと」の意味は、客に利息や返済期間をしっかり説明しそれを納得させた上で貸し付けを行うという意味である。そして、そのためには手間も時間も、また、話術も必要になる。

しかし、すべての闇金業者にそういった奴がいるとは限らない。

では、そのような業者はどうやって堅い客、鉄板客、サラな客を獲得するかになるが、とても簡単な方法を使う。それは「騙す」ことである。

例えば「この条件で使ってくれれば、次は一本化しますよ」「次は、まとまった金額で安くしますよ」などである。

このような説明で融資を受けた客は、当然「騙された」という意識になる。そして、そのような意識を持った客は、「次にまた借りよう」などとは思わないものである。

そうなることはバカでもわかることなので、そうした業者は「完済させない」「完済したら押し貸しをする」あるいは「貸してから条件を変える」などの暴挙に出ることがある。

そのように「ちゃんと」新規を出せない業者は長く持たないものであり、客とトラブルになることが多く、そして、そのトラブルが大きくなればなるほどリスクも大きくなる。

これは、当然だが「騙された」と感じていれば「被害にあった」という思いになり、被害にあったという訴え(告訴)、あるいは、当人ではなく第三者がこんな被害があると訴える告発があれば警察は介入できるわけだ。

回収は難しい?

結果から言えば、「客」によって違うと言える。先述のように「自分が納得して借りた」という意識が強い客は、例えそれが違法な金利と分かっていても支払いをする。

逆に「被害者意識」が強ければ、支払い時に渋ったり、支払ったとしても納得していないので、「火種」になることもある。

回収についての詳細は、改めて闇金融業者の回収業務とはで。


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