とばし携帯とレンタル携帯


飛ばし携帯は、他人名義や架空名義(偽造身分証などを用いて)を使い契約された携帯電話のことで、その電話料金の請求を、利用された名義人に「飛ばす」ことが由来とされる。

一方、レンタル携帯は電話代行業者が契約した電話を第三者にレンタルするサービスになる。

では、これらはどのように入手、利用されるのか。

入手方法

飛ばしの携帯電話は、身分証明書の悪用や、借金の返済の代わりに契約させられたり(口座と同様、あるいはセットで)、ウェブ媒体などで高額報酬を謳ったものであったりなど、口座の入手方法と似たような手口で入手される。(闇金の口座と使い方を参照)

これは、最初から電話料金を支払わないことが前提で利用されるため、飛ばし携帯の寿命は1~2ヶ月くらいになる。そのため、短期的に相手をだまして逃げる詐欺などに多く利用されることがあり、また、寿命が短いこともあるがおよそ2~3万程度で売買されることが多い。

レンタル携帯は代行業者が行っているレンタルサービスになり、誰にでも簡単に入手することができ、料金は機種代+レンタル保障金などが一般的で4~7万位である。このレンタル携帯のサービス自体は10年以上前、2003年前くらいからあった。

本来「破産者や外国人など携帯電話が契約できない人たちが携帯電話を持てるように」としたサービスであるが、当時は、法の整備も追い付いていない状態だったので、身分証明もいらずてきとうな住所記入で、かつ偽名でも入手することができ、ゆえに闇金業者だけに限らず外国人の犯罪などにも悪用されていった。

簡単に入手ができ、身分証明も必要なかったレンタル携帯は、犯罪に多く使われた結果から法律で規制されることになり、身分証明書の提示が義務付けられるようになった。その後、100台近くを闇金業者に身分証の確認をせずに販売したレンタル携帯業者が逮捕されると言った事件もあった。

レンタル携帯の料金の仕組みは、毎月の基本料(プランによって変わる)+通話料で、前もって入金した通話料から実際に通話をした分がリアルタイムで引かれていく(プリペイド携帯の仕組みに似ている)。

前金で通話料をどれだけ入金するかは任意ではあるが、ある程度業者によって最低金額が設けられていることが多い。また、携帯電話各社の新しいプラン(通話料がどれだけかけても定額)などによって、レンタル携帯電話料金も一定で通話ができるようにもなってはいるが、業者に支払う料金は、通常に契約するよりは割高な設定である。

これらのような、飛ばし、レンタル携帯は今でも闇金融や詐欺で使われている。契約時に身分証の提示が必要になり、規制が設けられていたとしても先述したようにさまざまな方法で入手されている。

また、闇金業者、詐欺と分かっていながらも「大量に購入してくれるから」と、身分証を上手くやりくりし携帯電話を販売し加担する業者もおそらくはいるであろう。


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