闇金と和解交渉でのNG~その2~
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闇金業者との和解交渉でのNGその2になるが、これは非常にありがちなパターンなので注意してほしい。
法律を盾にして交渉しようとする
これは、最もな「正論」であり法律上返さなくてもよいものである。しかし、もし闇金業者と「和解」の話をするのであれば「論外」になってしまう。
そもそも闇金業者は法律を度外視し「そんなの分かりきっている事」でしかない。
そして、いきなり電話をかけ「これは違法な金利ですよね!」なんて言ったらどう対応してくるだろうか?
おそらく、誰もが予想がつくことである。
闇金業者に「そもそも、解って借りてんだろ!借りるとき「わかりました」と言って借りてったのは誰だよ!借りて、使っておいて後から利息にケチ付けてんじゃねーよ!だったら最初から借りて行くんじゃねーよ!」
おそらく、少なくともこのくらいのことは言われるだろう。闇金業者からすれば「納得して借りておいて返済日にゴネてんじゃねー」となるのである。
よくTVの特集などで闇金被害者が「闇金と知らなかった」と言っていることが多いが、よく分からないまま高い利息を付きつけられて借りていくだろうか?
もしも、それが本当ならその精神状態そのものを疑う必要があるが、おそらく多くは「知っていて借りている」ことであろう。
目先の金欲しさに借りたはいいが返せなくなったわけであって、また、借りたお金で少なからず生活費や支払いに使っているわけでもある。
TV上の演出なのかは知らないが「闇金被害者」として、その真実を公表するのは分が悪く「自業自得じゃん」という視聴者の反感を食らわないため。だとして置くことにする。
中には、押し貸し、騙し貸しなど本人の意思ではどうにもならなく振り込まれ、請求されている本当の「被害者」はいるが。
つまり、ほとんどの利用者は「知っているけど、どうしても金が必要になり借りてしまった」が本当のところである。なので、いきなり電話で「法律が~」などでは逆上してしまうのも分かる。
では、なぜ分かっていても「法律」を盾に行ってしまうのか。
これはおそらく世の中の多くで「違法だから返さなくてもいい!闇金にはそのように強く言いましょう!」的な対応マニュアルが蔓延しているせいと、また、どう交渉すればいいのか分からないがゆえに、それしか言えないのだと考えられる。
法律を盾にできるのは
では、正当な法律を盾にできないのか、と言うとそういうわけでもない。厳密に言えば「法律を司るもの、それに、順守するもの」のみが法律を盾に闇金融と対峙できるわけである。
つまり、弁護士、司法書士、警察などである。
それ以外の個人がそれを盾にしたところで、まったく交渉は不可能に近い。これは、「闇金と和解交渉でのNG~その1~」でも触れたが、「闇金融相談に乗ります、どうしてもなら代わりに業者と話します」にも言えることである。
資格も権力も持たない個人が「法律」を分かったつもりになり、またその「法律」を盾にしてもまったく効果はなく、大きくこじらせるだけであり、その結果最終的に法律事務所に行くことになるだけのことである。
せっかく、何とか自分で「和解」をしようと、勇気を出して電話をかけたのにもかかわらず、これではただ「喧嘩」するようなもので、会社、身内に電話がいってしまうことになる。
「それも覚悟の上」と言うのであればまったく問題はないことであるが、そのつもりなのであれば、おそらくはとうに弁護士や司法書士に行っているはずである。
多くの場合「なるべく上手く終わらせたい」のがきっと本心であろう。
なので、もし、「なるべくであれば自分自身で和解に持ち込みたいと」考えるのであれば、法律を盾にし闇金業者と「ただの喧嘩」はしない方が得策であり、
また、あくまでも法律を盾に業者と戦えるのは弁護士、司法書士、警察など「法を司り、また、力」のある者だけである。
決して素人が法律を盾に武装し、その気になって「違法な金利ですよね!」では、大きなしっぺ返しにあってしまうことにる。
もし、和解の交渉を考えているのであれば「闇金との交渉方法」を参考までに。
タグ:闇金交渉のNG
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