闇金狩り
ここで言う「闇金狩り」とは、闇金ウシジマくんであったような「闇金踏み倒し」ではなく、闇金融を狙った強盗のことである。(都内全域の出来事ではなく都心部に近いいくつかの地域においての出来事)
これは闇金最盛期時代2001~2年頃にあった出来事で、もちろんニュースなどにはなっていない話である。
当時、闇金業者はスーツを着アタッシュケース、あるいはブランド物のバックなど持ち歩いていることが多かった。
そして、締日なるものがあり(組織、グループなどによって異なりはある)、多くは五十日(ごとおび:毎月5日・10日・15日・20日・25日と、30日または月末日のこと)に設定されて月3回が締日になっていた。
例えば5日・15日・25日や10日・20日・30日など。
そして、締日には特に入金も多くなり、その売り上げで各店舗などの優劣が競い合われていた。
そのような日には銀行で下す金額も多く3時以降金融屋が銀行になだれ込むように下していた。(闇金の規制が非常に甘かった時代でほとんどは貸金業の免許を取得し堂々と営業していた)
つまり、闇金狩りとは銀行からお金を下し事務所に向かう業者からアタッシュケース、カバンを強奪し逃げていくと言うものだった。
その手口は、より多く現金を持っているであろう締日に多発していた。おそらくは「内部事情を知っている者」の犯行である。
そのような出来事が噂になるようになり、当時金融屋は催涙スプレーなどを常備していたこともあり、
また、闇金業者同士が結束し当番制で見回りする「自警団」なるものも発足することにもなった。
その後、闇金狩りの話は数カ月くらいで収まり耳にしなくなったが、闇金狩りが「捕まった」という話も聞かなかった。
おそらくは、内部の関係者から情報が回り危険を察知した「闇金狩り」は身をひそめたのではないだろうか。
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